キャリアアップ助成金を使って 派遣労働者を正社員にしませんか?

 キャリアアップ助成金とは、有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者といった、いわゆる非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度です。
 派遣労働者に対する「キャリアアップ助成金(正社員化コース)」は、通常の助成額より割増されています。派遣先で受け入れている派遣労働者をその後に直接雇用することを考えた場合、この助成金制度の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

支給される金額(令和4年度)

 派遣先が派遣労働者を正社員として直接雇用をした場合、支給要件を満たすことによって1人当たり以下の金額が助成されます。(派遣労働者の場合は、通常の助成額に28万5000円を加算)

 なお、生産性要件(研修制度や評価の仕組みの導入)を満たしている場合は助成額が加算されます。



支給されるための要件

主な支給要件(原則)

 キャリアアップ助成金が支給されるための主な要件は次のとおりです。

  1. 派遣労働者を正社員として直接雇用する制度を就業規則等に規定していること
  2. 同一の事業所等で、原則として6か月以上継続して労働者派遣を受け入れていたこと
  3. 正社員として直接雇用後6か月分の賃金を支給したこと
  4. 直接雇用後の6か月間の賃金を、派遣期間中の6か月間の賃金と比較して、3%以上増額させていること

コロナ特例により派遣期間が短縮できる場合

 コロナによる特例として、令和3年12月から令和7年3月までの期間中に、

  • 紹介予定派遣であること
  • これまでに就労経験のない職業に就くことを希望すること

の条件をいずれも満たす場合、一定の訓練を行うことにより、派遣期間(原則6か月以上)であるところが2か月以上6か月未満でも支給対象になります。
なお、この場合、上記「主な支給要件4」は、1か月当たりの平均賃金額を比較して3%以上増額させていることが必要です。

キャリアアップ助成金の申請方法

 助成金を申請するに当たっては、派遣労働者を正社員として直接雇用する前日までに、あらかじめ「キャリアアップ計画」をハローワークへ提出しておく必要があります。
 また、助成金の申請は、正社員としての賃金を6か月分支給した日の翌日から2か月以内が期限となります。

【参考】厚生労働省HP「キャリアアップ助成金